ナビの北海道旅行記2009 パート3
7月16日
朝は7時過ぎに起床。よ〜く寝たもんだ。もし早朝に目が覚めたら釧路川付近でも散策しようかな?って考えてもみたんだけど、、、それは無理だね。窓を見ると天気は昨日と違って晴れ間が出ている。んん〜これですよ!ツーリングはこれでなくっちゃ!

そういえば福島のご夫婦はとっくに消えていた。本当に6時頃出たんだろうか?しかし旦那の声の大きさにはちょっと閉口。昨日自分の部屋に戻ってウトウトしていると、何処からか話し声が、、、。あの旦那か!それも隣の部屋か、、、、。いや〜壁越しによ〜く聞こえた。でもいつの間にか俺は寝ちゃったけど、、、。
朝食時その話を他の2人に話すと、、、、やっぱり聞こえたらしい。それもかなり離れた相部屋なのに、、、いや〜いろんなキャラの人がいるもんだ。俺が準備をしているうちに2人共出発していった。残ったのは俺一人。荷物のパッキングを済ますけど合羽を着ないだけありがたい。
料金を支払いオーナーさんのお見送りで出発。でもこのオーナーさん昨日からず〜っとマックに向かって格闘していたみたいだったけど、、、何しているのかな?今朝も朝からず〜っとマックを触っていたけど、、、。
今日は紋別まで行けばいい。折角晴れているから阿寒、足寄、上士幌経由で三国峠でも走ってみようか。TAKEさんもお勧めのルピナスの花を見てみたいから。弟子屈から阿寒湖までの阿寒横断道路、、、、。最初は真っ直ぐな直線があるんだけど、、、俺はユックリ走る。レーダーパトに捕まりたくないから、、、。以前乗ってたイナズマ1200の時はフルスロットルだったんだけど、、、これも年かな?

久々のワインディング。しかしバイクが変?ドライな舗装路なのにバンクしてくれない、、、。カーブで曲がろうとしても、強引に倒さなければ安定した走りが得られない。いや挙動が不安定。何かトラブルかな?って思い途中でバイクを止め点検。
いや〜気にしていなかった。タイヤの片減りみたい。真ん中だけが異様に減っている。実は昨日、小林さんと走った際の藻琴峠でも気にはなっていたんだけど、、、何だかバイクがバンクしないなあ〜って。多分雨だし速度出ていないからかな?ならリーンインで走りこめばいいか!って思っていた。なるほど直進性は向上した分カーブでの安定性が少ないわけか、、、。

阿寒湖は問答無用でパスする。ここから足寄までは、これと言った観光地もないからヒマだ。オンネトーだって今さら、、、、って感じ。ただラワンブキは見ていこうか?昨年だっけ9月に行ったことがあったけど、時期的に遅かったこともありほとんどが枯れていたから、大きなフキを見てみたい。
レンタカーならばオンネトー経由で旧道を走ればいいんだけど、バイクの場合途中のダートがやっかい!浮き砂利が多くって無理すりゃ転倒ってこともありえるんで、わざわざ国道経由で遠回りしなけりゃならない。

多分オンネトー経由よりも30分近く時間かかったんじゃないかな?かなり足寄市街まで走ってからUターンする形で戻るルートだから、、、。
ワランブキのホ場に到着するも、、、、誰もいない、、、。やっぱりマイナーな場所だからかな?遊歩道に沿って歩いてみても大きいフキがある程度の場所。

昨年もそうだったんだけど、決して感動する場所ではないかな?いろいろなダートを走っていると似たようなフキが自生している場所もあったし。ただこれがおいしいフキになることは関心するけれどもね。
足寄市内はそのままパスして上士幌方面に向かう。と、、、足寄化石博物館に立ち寄ってみる。足寄化石博物館ってのは名前のごとく化石の展示とかしているんだろうなあ〜って思っていて 以前からいつかは立ち寄ってみたかった。
でも俺が足寄に来る時は大体最終日だったりしてフェリーに乗るために時間がないことがしばしば、、、。単なる中継地でしかなかったからね。入場料を払って館内に。足寄では古代の化石が比較的発掘されるそうな。そのためのスタッフが常駐していて色々な研究をされているみたい。
さらに奥の展示物を見ると、、、化石というよりも骨の展示が多い。ほとんどがクジラの標本だ。何故、内陸の足寄でクジラの骨格標本が展示されているのか?単純に考えると矛盾に感じてしまうけど、元々化石の発掘調査から始まった研究のうち古代からクジラ属の研究も行われていたそうだ。もちろん古代では北海道だって海の中だったろうから不思議ではない。

ただ、いたるところクジラばかりの展示にはちょっと、、、、。ただ、展示物を見ていて疑問を感じてきた俺はスタッフに質問してみる。それはクジラとイルカってどう違うんだろうか?スタッフの判り易い説明によると、明確な違いはないんだけど、、、と前置きされながら、、
クジラには「ヒゲクジラ」と「ハクジラ」の2種類に分かれている。「ヒゲクジラ」ってのは、口には歯の代わりにたくさんのヒゲが生えていて、食事の際は口を大きく開けてオキアミとかが浮遊する海水をたくさん吸い込む。そして口を閉じて海水だけを吐き出すとオキアミが口の中に残るので、それを食べるそうだ。シロナガスクジラがこれに当るらしい。シロナガスクジラは長さ33mもある大型のクジラで、1日に4tものオキアミを食べるそうだ。
「ハクジラ」ってのは口には歯が生えているクジラのことで、こちらは魚を主食とするそうだ。最大のものは15mほどのマッコウクジラなんだそだ。鯵や鰯を好むらしい。で、イルカなんだけど、、、
「ハクジラ」の種類のなかで おおよそ長さが4m未満のクジラをイルカと言うそうだ。確かにシーワールドでのイルカショーを見てみるとイルカには歯があるもんね。
ただ学者によって生長4mの基準はあいまいで、4m以下なのにクジラと読んだり(ゴンドウクジラとか)4m以上もあるのにイルカと言う(シロイルカ)のもあるので、名前が付いた時点で決まるらしい。ふ〜ん勉強になったなあ〜
意外と勉強になった。単なる展示物しかない博物館ではなく専門のスタッフが常駐してわかり易く説明してくれるのはありがたい。
それでは出発。上士幌から三国峠方面に向かう。天気は晴れているんだけど、だんだん風が強くなってきた。電光掲示板では「三国峠は濃霧のため通行注意」の表示が、、、、。あれれ?こんなに晴れているのに?ヤダよ!合羽は、、、。糠平で一旦休憩。鉄道資料館に立ち寄る。ここも何年ぶりかな?展示物は今さら眺めるものもないんだけど、やっぱり 在りし日の士幌線のビデオ映像だよね。これは何度見ても楽しい。

このビデオは廃止間近の撮影だったはずなんだけど、、帯広駅を出発した列車の案内放送、、、、もちろん音声テープなんだけども「ご乗車ありがとうございます。この列車は士幌線十勝三股行きです。次は音更に止まります」。え?気が付かなかった。この列車は糠平までしか行かないのに十勝三股行きなんて、、、。
そんで糠平駅到着前の放送では「まもなく糠平に到着します。糠平から先は代行バスにお乗りください」そうか、物理的には列車からバスに乗り換えなんだけど、列車ダイヤ上では1本の列車扱いな訳なのね!以前の構内には朽ち果てた車掌車しかなかったんだけど、これも化粧直しされて立派に復活。それどころか線路が敷設されてトロッコ鉄道を運営されているそうだ。その名も「ひがし大雪高原鉄道」。

NPOひがし大雪アーチ橋友の会のみなさんの苦労により出来上がったもので、素晴らしいものだ。土日のみの運営なので、今日は乗車はできないが、子供達には楽しいかもしれない。
丸山橋を渡った先に除雪センターがある。この奥に幌加駅跡がひっそりと残されている。ここも最近アーチ橋友の会の皆さんの努力によって大きな看板や駅名板が復活された。
しばし散策してみるんだけど、、、やっぱりちょっとビビる。熊さんの気配が、、、。

熊さんがいるとは思わないけど、、、やっぱり怖いもんね。数枚の写真を撮って出発。
昼食を兼ねて三股山荘へ。ここへは2回目。以前美味しかったカレーをオーダー。しばしマッタリする。んん〜気持ちいい〜。ここまでも結構走ってきたもんね。ちょっと疲れてきたかな?
出てきたカレー、、、。とっても美味しい。
食後もしばらくお話をさせてもらう。お店の奥には三股のジオラマがあって、当時のイメージが判る。しかしこれだけの建物が全て撤去されて、この山荘だけになってしまったのは時代の流れとは言うものの、何ともいえないものを感じさせられる
その前に山荘の裏手にあるルピナスを見てみたい。バイクはそのままで、いろいろなルピナスを撮影してみる。これって藤色やピンク、白のルピナスが咲いているんだけどやっぱり綺麗。もうかなり開花しているから、来月あたりには枯れてしまうのかな?

奥地まで行ってみたいけど、バイクじゃ無理だ。ダートらしき道があるんだけど、、、いつかはレンタカーでダートを走ってみたいものだ。三股を出発。これから三国峠に進む。
そう言えば、上士幌を走っていた時電光掲示板に「三国峠は濃霧のため通行注意」ってあったんだけど、山荘に居合わせた他の方が、「峠から下ってきたけど晴れていましたよ。」とのありがたいお言葉。

山荘の標高はおおよそ500m(ここでも結構高いのね!)峠は1100mを越えるから、600mと かなり登る事になる。旭川まで110kmって案内板を見た時、ふっと気が付いた、、、。道路に電線がない、、、。そうか、、、一切の住宅がない、無人の地帯な訳。こんな光景は北海道を走っていれば何処でもある光景なんだけど、、、。
かなり走り込んで、やっと三国峠が近くなった。目の前に見える大きな橋。へ〜こんな高いところまで俺は走って行くのね。

雰囲気だけど ここより多分200mほどは高そう。徐々に登って行くと車やバイクは気にならないけど、目の前の橋を見てると北海道のスケールが大きく感じてしまう。
それよりも風が強くなって辛い。それに気温もだんだん下がってきて、、、晴れてはいるんだけど防寒対策で合羽でも着ようかな!って感じる。でも、、もう少し。三国峠の展望台に到着。でも走っていなくても寒い、、、。めっちゃ寒い。
これじゃ早く逃げた方がいいかな?早めに峠を降りよう。三国トンネルを出ると、、、今までにない突風の中に突入。
いや〜怖いっす!!コケるっす!!死んじゃうっす!助けてくんなましぃ〜〜!
正面や背面からの強風ならば何でもないし横からの風でも何とかなる。しかし下から突き上げるような突風だと、バランスが保てない。速度を一気に下げて、バランスを取る事に集中。こんな突風は久しぶりだよ。
大雪湖が右手に見える頃、左側に石狩岳かトムラウシ山方面なんだけど、雪渓が残っているのを確認。今年は暖冬だと思っていたんだけど、かなりの残雪。だからかもしれないけれども、突風がやけに寒い。さすがに鼻水が垂れてきた、、。
大雪湖から上川方面経由で紋別に向かうと、ホテルには早着になりそうなので、石北峠から留辺蘂経由で紋別に向かおう。

あまりに寒いので石北峠のドライブインで再度休憩。暖かい缶コーヒーがとっても美味しい。ついでに暖かいイモダンゴ!これがまた美味
しかしながら峠の気温なんだけど、、12度だって!こりゃ寒いわさ!バイクで走ってりゃ体感温度はもっと下がるわけだから辛かった訳ね!天気は晴れていてありがたいけど、突風と気温の低下はカンベンしてほしい。

石北峠を下って留辺蘂から遠軽方面に。ここまで来ると風も収まってきたみたいでまずは助かる。
ルート上、生田原を経由するので「ちゃちゃワールド」にも立ち寄ってみたい。昨年末に来てはみたものの、お休みだったから。ただ野郎が一人で入っても問題ないのか?つまらなくないのかが心配。だって、、、どうみても子供達がメインの建物っぽいんだもん。

入場料金を払って屋内に。メインフロアーにはたくさんの世界の人形が展示されている。記憶は定かでないが、どこかで見たような気がする。人形に限らずおもちゃも展示されていて面白そうだ。日本の昔からのおもちゃも展示されていた。
しかし長居するほどの楽しさはなさそう。んで、影絵のコーナーへ。これが凄かった。エレベータで2階に移動して影絵と思われる絵を見ていると、、、。単にプラ版にプリントしただけかと思っていたんだけど色の付いた紙を貼りあわせて後ろから光源を当てているそうだ。それも濃淡を付ける場合は同じ紙をずらせてグラデーションみたいに見せかけたり、、、。近くで見れば見るほどその技術に関心する。

気が付いたら1時間ほどの滞在になっていた。時間も17時過ぎそろそろ出発しなくては、、、。この先遠軽や湧別はそのままスルーして紋別へ。ちゃちゃワールドでは天気は良かったんだけど、湧別まで来ると曇り空に、、、、。参ったなあ〜
ホテルに到着する。ここは軒下にバイクを止める場所があるので雨の心配がなくて安心だ。だから必要な荷物だけを出してタンクバックとヘルメットの軽装でチェックイン。ツインルームをあてがってくれた。これは部屋が広くて嬉しい!

まずは風呂に入りたい。かなり寒かったからね。今までのツーリングでビショビショになった下着を持って、コインランドリーで洗濯&乾燥。これはありがたい。コインを投入してしばらくほおって置けばいい。
大浴場で十分温まってからレストランで食事。ホタテづくし御膳と生ビールの組み合わせ。これが最高のご馳走。ホタテの刺身や、バター焼き、タタキとフライ、鍋にみそ汁、、、、。たまらん。超美味いっす。至福の喜びってのはこのためにあるんじゃん?これに生ビールだ。それでいてリーズナブル。ビールはお代わりしてしまった。何度食べても嬉しいもんだ。

少しほろ酔い気分で部屋に戻ってテレビを見る。んん?大雪山系で遭難?何で?それも今日かい、、、。俺すぐそばを走っていたんだよ!とっても寒くって、突風が吹き荒れていたもん。ありゃ当分忘れられないよ、、、。ランドリーの洗濯物を回収してから外を見ると、、、あれ?雨?そんなバカな、、、やだよ1日おきで合羽は。明日も晴れることを期待しつつ就寝する。あ〜疲労が溜まってきたかな?zzzzzzzzzzzzzzzzzzz
本日の走行距離  408km
7月17日
朝は6時過ぎに起床。外を見ると雨は上がったみたいで道路も濡れてはいないみたい。かなり早めに回復したのかな?でも太陽は見えないんだけど、、、。まずは風呂に入って覚醒を促す。これがとっても気持ちがいい。そのまま朝食会場に、、。やっぱり朝は卵かけご飯だよね。すっげ〜美味い。さすがにお代わりしちゃう。
出発までの時間 部屋でまったりする。テレビでの天気予報では曇りのち晴れなんだそうだ。じゃしばらくしたら晴れてきてくれるのかな?期待しよう。それと昨日の遭難事故。さらに詳しく報道していた。昨日雪渓を見ていたトムラウシ山の遭難なんだそうな。それもツアーでの遭難なんだとか、、、。大雪山のふもとしか走っていない俺だって、地獄と思われるほどの寒さや突風に見舞われたんだから、、、、山の状態はもっと凄かったんだろうな。
何だかんだとパッキングを済ますと9時前の出発。今日は宗谷岬経由で日本海沿いの羽幌まで走る。道東専門の俺が日本海方面に進出するって珍しいことだ。

たまには気分転換もいいでしょ!ってんで昨日行く予定だった日の出岬へ。

走っていれば判るけど太陽は一向に現れない。
これじゃ今回も日の出岬の観光そのものが無理かもしれない。これで2回目、、、、。やっぱりアウト!

寒いだけあってキャンプ場には1台のバイクもいない。それとも出発したあとなのかな?日の出は無理でも夕焼け位は一度見てみたいもんだ。
しっかし寒い。クラッチ触る左手の神経がなくなってくるみたい。時々動かしてみるんだけど、、、
予定変更でマリーンアイランド岡島で休憩する。今回のツーリングでは何本目だろう温かい缶コーヒーを飲む。いや〜ありがたや
ここら辺ではみょ〜な光景が、、、。覆面パトカーや普通のパトカーが道端で赤色灯を回転させて停車している。警備している風でもないし何なんだろう。単なる威圧行為なんだろうか?確かに、あきらかに覆面パトカーではない車にも赤色灯が廻っている。まあ〜安全運転で行けばいいわけだから問題ないんだけど、、、。
たまたま駐車している隣に稚内方面から来たバイクが停車。軽く挨拶をする。この先の天候を聞くと特に問題ないらしい。事実彼はGパンのままだったからそうなのかな?体も温まってきたので出発。
でもすぐに寒さが襲ってきた。それより電光表示板に気温が12度だって!海風も加わっているから、多分俺の体感温度は8度位かもしれない。こりゃ寒いわさ!さらに霧が発生してきて、、、、だめだ合羽着よう。
さっきの人はラッキーだったんじゃないかな?
浜頓別から猿払までは単調な道が続く。クッチャロ湖があるんだけど、、、、あえてパス。これと言って観光度合いはないもんね。後ろから車に追い越される。これ幸いとばかりに追従。この車が早いこと早いこと。実にありがたく時間を短縮できた。俺は先頭にはなりたくないから、、、。
13時頃には宗谷岬に。たくさんの観光バスと観光客があふれていた。ここだけは別世界かな?さっきまで着ていた合羽を脱ぎ身軽になって岬の碑へ。次から次へと観光客が入れ替わる。中々写真撮影できにくい。しばらく待って、やっとシャッターチャンスを得てパシャ!

近くには間宮林蔵の銅像もあるんだけど、、、何処かのおばちゃん集団が写真を撮っていたんだけど、、、この人たち間宮林蔵そのものを理解しているんだろうか?何でもいいから像があるから写真を撮ってるとしたら残念だけど、、、。
お昼時間も過ぎているので、ここで昼食を摂ってもいいんだけど、、、有名なのは最北端ってお店での最北端ラーメン。
でもここで食べるのは俺の本意ではない。できれば稚内のタコカレーを食べてみたい。これは「ケンミンショー」での情報。どこかのレストランでも探せばいいか!って走りながら市内をウロチョロ。

しかし何処にも見当たらない。気が付いたら稚内駅まで来てしまった。タコカレーごとき人に聞くのは恥ずかしい、、、
そのまま走って行くとノシャップ岬まで来てしまった。あ〜あ!食いはぐったかな?でも腹は減ったんで何か食べなくては。レストハウスに入店する。時間的にがら〜んとしていて寂しい。この頃になるとやっと天気が回復。太陽も出てきて青空になった。いや〜待ってました。

タコ食べたい!と思って「ここのカレーはタコ入ってます?」て〜と肉なんだそうな。他のメニューを探してみると、、タコシャブ。これがいい!ってんでオーダーする。出てきたタコは冷凍されていて大きい。これって食べがいありそう!って思って鍋に入れると、、、うっそ〜すっごく小さくなっちゃうじゃん。10cmはあるかと思われた冷凍のタコ。でも鍋に入れると1cm程の大きさ、、、。豚シャブだってここまで小さくはならないけどなあ〜仕方がないか。
食後ノシャップ岬まで散策。って言っても目の前だけど。さっきの宗谷岬ほどの喧騒はないかな?かなり静かな場所。それでもってあまり時間のかからない観光地って感じ。あっという間に観光終了。

では出発しようか!ちなみに俺は今回のツーリングで地図は持っていない。そう、自宅に置き忘れてきちゃった。レンタカーの時はナビが役にたったんだけど、それ以外は自分の記憶だけ、、、ハッタリなんて通用しないもん。ただレンタカーを借りる際に貰った大まかな(本当に大まかな)地図を貰ったので、それを参考にはするけど。
それでも10年ぶりにオロロンラインを走る。この道はツーリングライダーの憧れの場所でもあり一度は走りたい道だ。道東専門の俺でも今回で3回目の走行だし。遠くは遥か25年前か、、、、初めて走ったのは、、、、。よくもまあ〜俺って物好きだこと。

オロロンラインの一部は国道ではなく道道106号線なんだけど、、、確かに電線もガードレールもない真っ直ぐな道路には圧倒されるだろうね。
でも俺的には何度も似たような道を走っているんで、、、少したつと飽きてきた。
時々雲の間から利尻島が見えて利尻富士が顔を出す。出来れば海に浮かんだような利尻島を見てみたかったけど、、、、それでも良しとするしかないかな?

長々〜と走ってやっと天塩市街まで来れた。飽きちゃったから結構辛かったりして、、、。天塩からどうするか、、、。ストレートで行くのもいいんだけど、、、、そうだ、音威子府の蕎麦でも食べに行ってみようか?大まかな地図だと80kmほど走りこむらしい。
かなり大回りなんだけど天塩から幌延経由で国道40号線に出て音威子府を目指す。
案内板を見ると音威子府まで66kmなんだそうな。多分1時間ちょっとはかかるかな?ローカルだし車もいないので多少なりとて速度を上げて走る。
この頃になると さすがにお尻が痛い。ポジションを若干変えてしのぐしかないかな?17時頃にやっと音威子府市街に到着。多分駅そばは間違いなくお休みか閉店後だろうから、より確実な道の駅で食べればいいか。

こんな時間に食べたら宿での食事は食べきれるか判らないけど、、、。
で、レストランに入る。営業時間は18時までなんだけど照明も暗く営業している雰囲気はないなあ〜。で看板があってそれを見てみると。「ただ今スタッフが不足しております。」ってんで本日の営業は終了しましたとさ!!
おい!蕎麦を食いに来るだけのためにここまで来たんですけど!何なんだよ〜

これほど無駄なツーリングはない、、、。来なけりゃ良かった。さてさてこれからどうするか?地図を見る限り最短コースでは中川から道道118号線を走って遠別に向かえばいい。この道がダートかどうかは知らないけど、これが無理だったら2時間以上浪費しかねない。
そこそこ走りきって道道へ。比較的トンネルが多く走りやすい。これならば思ったより早く到着できるかな。でも無理をせず休憩も増やして宿に向かおう。あと50kmはないはずだから、、、。

しかし道東と違って、滅多に走ることのない日本海沿岸。遠別町とか初山別村とか始めて聞く地名が多い。道東だったら清里だって訓子府や置戸だって、さらに合併しちゃったけど生田原だって場所は判るけど、、、こっちは本当に判らない。北海道はやっぱり大きいね!そう感じた。
羽幌町に入って宿を探す。今日泊まる宿は「吉里吉里」。昼間はレストランとして経営されているけれども、宿も運営されている。場所は電話で聞いたのですぐ判ったんだけど入口が判りにくくて裏口になっちゃった。あれれ?ってんでUターンして先客のバイクの止まっている場所に同じように駐車。ありがたいことにサイドスタンドのあたる部分に鉄板が敷かれている。おれはオーナーさんの心配りなのかな?

夕食には間に合ったようで、受付をして部屋に案内される。個室を提供してくれるそうだ。で、、、、案内してくれる部屋って、、コンドミニアムかコテージ風で離れにあるんだけど、ベニヤで作ったようなハリボテの部屋みたい、、ちょっとベットに寝転がってみると、、、実に落ち着く。気持ちいいじゃん。しばらくボーーーっとしてみる。イカンイカン寝てしまうよ。
やがて食事の案内がありレストハウスに行く。今月はパエリアを食べさせてくれるらしい。しかし俺ってパエリアなんて食べたことないので興味津々。
食べようかって思うころ、オーナーさんが夕焼けの海を見に行こうってんで誘われる。水平線に沈む夕陽を見せたかったそうなんだけど、、、、それでも綺麗であることにはかわらないポッカリ浮かんだ2つの島。天売島と焼尻島なんだけど一度も渡ったことがないのでどんな島か判らない。いろいろ質問したら判りやすく教えてくれた。山がないように平坦になっているようなのだけど斜めに傾斜しているんだそうな。
羽幌から船が出ているので行きたい人は羽幌港まで送ってくれるそうだ。もちろん連泊はOKだしバイクを置いたままで構わない。。
完全に日が落ちてきたので車で送ってくれる。さ〜てパエリアを食べてみよう。
ウメ〜!!こんなの食べたことないぞい!!すっごく美味しい!お代わりしたくなっちゃいそう。みんなペロリと食べてしまった。風呂なんだけど、近くの温泉に連れてってくれるそうな。簡単に着替えだけもってオーナーさんに連れて行ってもらう。たまたま連泊されている方と一緒なので、その方と入浴。露天風呂に直行。空には星空があるんだけど、、、明日はまた天気が悪いらしい。困ったもんだ。

もう一人の方はマッサージを受けたいらしく先に上がっていった。俺もしばらく湯につかったり、出たりを繰り返して風呂を出る。休憩所でしばらくテレビを見ながらノンビリしてみる。マッサージが終わったので迎えの車で宿に戻る。

しばしリビングでまったりしているとオーナーさんからコーヒーの差し入れ。ここのオーナーさんは俺みたいな(他の方もそうかもしれないけど)者でもしっかり名前を覚えてくれる。実に有りがたいなあ。22時ほどになったころ部屋に戻る。急に睡魔が襲ってきた。明日はフェリーに乗る日だなあ〜。もうツーリングは終わりになるのか!ってんでベットに入ると寝てしまったみたい。今日も走ったなあ〜!zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
本日の走行距離 482km
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